いま、好きな人がいる。
その彼女は以前話していた大学の同級生。告白して、振られた人。
2年前に振られて、それまで毎日のように連絡をしていたのに急に連絡を取らなくなって4か月ほど。共通の友人と彼女の3人でお泊りをすることになった。
お泊りの時、久しぶりに彼女に会った。
彼女は相変わらずかわいくて、まだ自分はこの気持ちに踏ん切りがつけられていないのだと悟った。
お泊り会はお互いにメイクしあったり、ピザをつつきあったりと馬鹿げて楽しい時間だった。
その帰り道、共通の友人と別れた後に彼女にカラオケに誘われた。
そこで話さなかった4か月を取り戻すかのようにいろいろなことを話した。
大学4年だったので就活のこと、家のこと、バイト先のこと、推しのこと…。
改めて彼女といる時間が好きだったんだ、と思い出した。
それからは努めて普通の友人としてかかわっていった。
でも、やはり思いは変えられなくて。
いろいろあって、やはり好きだという思いが改めてこみあげてしまった。
なので、タイミングを見計らって改めて好きだという感情を持っているとどこかのタイミングだったかは忘れてしまったが告白した。
彼女は思いには答えられないといいつつも、少しずつ、少しずつだがきっぱり断っていたのが自分もどうしたいのかわからない、(思いは)秘密だと言葉を濁しまくるようになった。
いろいろ、とやかく、まああって体も何度も重ねている。ええ…まさか…ねえ…。
そんな彼女のことをいまだに好きな私である。
いつぞやかの失恋して食欲も失って…といったのが嘘のようだ。
ほぼ毎日LINEで変などうでもいいようなことを寝る数分やり取りをして、毎週土曜日に夜1時間ほどする電話が楽しみの一つになっている。
また遊びに行きたいなあ、今度は何しようかと考えることが今の私の生きる活力になっている。次は夏にでも箱根に行ってみたいな。