MIKAN

気まぐれに書く日記のようなもの

20歳になりました

20歳になった。

 

ちゃんと言えば1週間前だったが、無事に20回目の誕生日を迎え、両親とお酒を少し飲んだ。

 

成人。

 

なにか変わることはできたのだろうか。

特にここ最近は自分の未熟さを痛感する出来事が続いていたため、世間の指す20歳と自分とのギャップが否めない。

 

幼い頃から何も考えずに日々を過ごしてきた。

考えずに、目の前にあるものに取り組む日々。

当時はそれでいいと思っていた。

だって、何も考えない生き方が一番楽な生き方だから。

しかし、何も考えてこなかったために多くの人に迷惑をかけ、傷つけてしまった。

当時は被害者面をしていたことが、今になってわたしにも原因が多くあると気付いてしまったのだ。

 

高校時代、とても仲が良い子がいたが卒業直前に喧嘩別れをしてしまった。

それ以来、その子と会いたくないと思っていたが、最近になって当時の自分は失礼なことを平気でいくつもしていたと気付き、そのことについて謝りたいなと少し思うようになった。

 

昔のわたしは『友達は大切』とか言ってるくせに、自分のキャラを演じるようにし、本心を曝け出さないようにしていた。

不満に思うことでも納得しているように演じ、上部はいいキャラでいるようにした。

気付けば友達は多くいたが、みんなが好きなのはわたし自身ではなく、馬鹿で明るく優しいわたしだった。

みんなはそのキャラをわたし自身だと接し、時に心無い言葉を言われたりした。

傷付いたりもしたが何も言わずヘラヘラして誤魔化していた。しかし、いまになって「そんなこと言わないで」と本心を伝えるべきだったと思う。言わなければ相手にわかってもらえないから。

そう考えると、本心を見せなかったわたしは相手にわかってもらおうとする努力を放棄していたのだ。

つまり、友達のことを真剣に考えていなかったということ。

友達を大切にしていなかった。何も考えていなかった。

わたしが耐えられなくなり本心を見せたとき、多くの人がわたしのもとを去っていった。因果応報。

 

大学に入ってから高校時代の行いを反省し、大学では大切な友達には本心を曝け出すようになったのだが、意外にもその姿をみんなが受け止めてくれた。

そこから大切に思う人には本心を見せることが、その人を思うことだと思うようになった。

 

ただ、高校の子には謝りたいだけであって、昔みたいに関係を戻したいというわけではないのだが。

 

 

正直世間の20歳みたいにしっかりした子になるには何年かかるかわからない。それくらいわたしは馬鹿だ。

わたしはわたしのペースで、まずは考えて動けるようになることを目標にこれからを過ごしていきたい。