MIKAN

気まぐれに書く日記のようなもの

変化

わたしの周りには2月生まれの人が多い。

ここ最近はお祝いの連絡をしたり、誕生日プレゼントを買いに行ったりと正に誕生日ラッシュ。

普段はそんな誕生日ラッシュを過ごすうちに自分の誕生日である2月21日が近づいていると気がつくのだ。

でも、今年は違った。

おととい大学の友達6人と遊園地に遊びに行ってきた。

そのとき「はやいけどお誕生日おめでとう」と誕生日プレゼントをもらった。

生まれて初めて自覚する前に誕生日を人からお祝いしてもらった。

驚きと同時に喜びが湧き上がり、もらったばかりのネックレスをつけて遊園地を楽しんだ。

 

なんだろう、自分でもわからないのだが去年の夏以降から大学の友達と関わると暖かい気持ちになる。

ただただ楽しいというか、幸せだなあってふと思ってしまうくらいだ。

環境が変わって1年ほど経とうとしているが、自分が変化していると実感する。

満たされているのだ。

去年までの心の器は責任や不安、後悔といったものが大半を占めていた。

しかし、いまは『嬉しい、楽しい』といったプラスの感情が大半を占めている。

 

わたしを縛っていた部活や友人関係のものから解き放たれたのだ。

 

以前は『合唱部のリーダーとして』『あの友達を怒らせないように』と色々なものを背負うために、時折本心を隠して理想の自分をつくるようにしていた。

環境が変わり、背負うものはなにもなく、誰かのために気張る必要はなくなった。

自分の好きなように動いて、それを咎める人は誰もいなくなった。

むしろそれを肯定してくれる人が周りにできた。

理想を演じる自分から好きなように本心で動く自分へと変化した。

 

最後まで色々と背負いきれず壊れてしまった去年の誕生日は正直思い出したくない。

居場所を一度に失い、傷つき、色々な人から隠れて過ごした日々。

それを同時に思い出してしまう。

 

だから今年、誕生日プレゼントをもらったとき余計に嬉しかったのだろう。

気まずさもなく、こころからありがとうと言える環境にいる。

わたしの好みのものをわざわざ探して買ってきてくれたということ。

いまの本心で動く私が受け入れらているという事実が。

 

4月の入学式で学長が言っていた「大学の友達は一生もの」。

1年も経ってないけど、いま関わってる大学の友達は一生ものになるって確信してる。